3つの報酬タイプ
広告を貼り付けて報酬を得る、と一口に言っても、報酬の発生の仕方により、「成果報酬型」、「クリック保証型」、 「表示回数(インプレッション)型」の3つの報酬タイプがあります。それぞれについて、その特徴を説明したいと思います。
1. 成果報酬型
「成果報酬型」は、今現在、多くの広告主が最も一般的に利用している報酬タイプで、「成功報酬型」とも呼ばれます。 ある訪問者が、あるサイトに掲載されている広告を見てクリックをして、そのリンク先のサイト(広告主)に行って、 そこで購買アクション(商品の購入、資料請求、会員登録など)を起こすと、それに応じて紹介料が支払われる方式です。 商品の場合は、売り上げの数%、資料請求や会員登録の場合は、広告主が決めた一定額が報酬として支払われることが 多いようです。この方式の長所は、アフィリエイトサイトの訪問者の絶対数が少なくても、その訪問者の関心を引く 広告が掲載されていると、クリック率が高まり、購買率が上がる可能性があることです。実際、アクセス数の少ない 個人サイトで最も収入が得やすいのが、この「成果報酬型」であると言われています。また、この方式は、広告主に とってもメリットがあります。というのは、報酬を支払うのは実際に商品が売れた場合に限定されるので、広告掲載の コストに対するリスクが少ないからです。従って、成果報酬型は、広告主、アフィリエイトサイト双方にとって大きな メリットのある報酬タイプと言うことができます。
2. クリック保証型
このタイプの広告は、その名が示すとおり、アフィリエイトサイトに掲載されている広告のクリック数に応じて報酬を支払う 方式です。成果報酬型に比べて収入に結びつきやすいというメリットはありますが、多くの広告主は現在、クリック単価を 1円〜5円/クリックに設定しており、バナー広告のクリック率は、ページの内容と関連性の高いものでさえ、現状で0.3%以下と なっているようです(実際にもう1つのサイトで確認してみました)。これは1000PV/1日のサイトで平均3クリック、報酬に して、3円〜15円程度、1ヶ月当たりの報酬は、90円〜450円となります。これは、皆さんが考えている広告収入に比べて、 2桁近く少ない数字ではないかと思います。決してバカにできる数字ではありませんが、クリック保証型広告で稼ぐには、 相当のアクセス数が必要になる、と思って間違いないようです。但し、最近話題になっている、Google AdSense広告だけは 例外です。この広告もクリック保証型ですが、クリック単価、クリック率の高さはかなりのものです。クリック保証型に うんざりしている方も、Google AdSenseだけは、だまされたと思ってやってみてください。お薦めです。
3. 表示回数(インプレッション)型
表示回数型広告は、実際にその広告の表示回数をもとに報酬が支払われる方式です。 クリックされるか、購買アクションに結びつくか、ということを問われない方法なので、とにかく表示回数が多ければ、 それで報酬が得られるのがメリットと言えますが、その報酬額は雀の涙とも言われています。現在は、1000PVで1円〜100PVで1円 程度が相場だそうですが、僕自身はやったことがないので、よく分かりません。アクセス数が10万PV/日を越えるサイトなら ともかく、通常のアクセス数の個人サイトでは、全く収入にならないと言われています。以上、3つの報酬タイプについて説明してきましたが、収入を得やすいのは、圧倒的に1の「成果報酬型」です。 またクリック保証型も、Google AdSenseのみ、常識的なアクセス数でも例外的に意味のある収入を生み出すことが できるようです。成果報酬型広告を収入の柱にしながらも、Google AdSense広告を上手く使って収入を増やしていく のが、最も効果的なアフィリエイトのやり方と言ってよさそうです。